雪かきのコツと基本的なルールについて

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ラン
ラン

いや〜、積もったっすね〜

博士
博士

まったく、暖冬かと思っていたが

全然そんなことなかったな

ラン
ラン

このままだと雪に閉じ込められて

どこにも行けないっす

博士
博士

いや、そこまでではないが、

家の周りは雪かきしなければな

ラン
ラン

あと屋根にもめちゃ積もってるっす。

このままじゃ雪に潰されるっすね

博士
博士

すぐにそうなることはないと思うが、

まぁ早めにやってしまうか

ラン
ラン

よし、こういう力仕事は任せてくれっす!

さっそく雪かきしていくっす!

ラン
ラン

おりゃおりゃおりゃ〜

博士
博士

元気だな〜。

まぁ、それなりの馬力があるから当然か

ラン
ラン

おりゃおりゃおりゃ〜

博士
博士

・・・ん?

お、おい、ちょっと待て!

ラン
ラン

おりゃおr

ん、どしたんすか?

博士
博士

どうしたも何も、

お前、雪を家の前から道路に投げただけではないか

ラン
ラン

それが何か問題あるんすか?

博士
博士

ただ闇雲に雪をどかせば良いわけではない。

雪かきにはルールやマナーというものがある

ラン
ラン

え、そうなんすか?

雪かきのルールとマナー

 お住まいの地域によっては、毎年雪かきが必要なところもありますね。

 人によっては毎年のことであったり、数年ぶりであったり。

 あるいは生まれて初めて雪かきをする人だってたくさんおられると思います。

 雪かきをする上で、実はいくつか基本的なルールやマナーがあることをご存知でしょうか?

 雪かきをするということは、雪が邪魔だということ。

 そんな邪魔な雪は、捨てる場所次第ではトラブルの元になってしまいます。

 こちらでは、そんな基本的なルールやマナーを紹介いたします。

雪を捨ててはいけない場所

 まず、基本的に下記の場所には雪を集めたり捨てたりするのはやめましょう。

  • 公道
  • 下水道
  • 河川や池

 これらに雪を集めたり捨てたりした場合、法律に触れてしまうことがあります。

 どういうことかと言いますと、例えば公道に雪を集めたり捨てたりした場合、それらは道路の構造や交通に支障を及ぼす可能性があります。

 車なら雪があっても踏み潰せるんじゃないの?と、思われるかもしれませんが、堆積した雪というのはとても頑丈なのです。

 雪で車体が浮いて前に進めなくなることも普通にあります。

 自転車なんかからしたら完全に障害物です。

 同じような理由で、下水道に捨てるのもやめましょう。

 水が流してくれると思うかもしれませんが、量によっては雪が水を堰き止めます。

 河川や池についても、管理上支障を及ぼす恐れがありますので、やめておきましょう。

雪を捨てる場所

ラン
ラン

結局、雪ってどこに捨てれば良いんすか?

博士
博士

結論から言うと、

自分の敷地内だけだな

ラン
ラン

は?

その敷地内の雪をどかしたいんすけど?

博士
博士

あえて言うなら、

自治体指定の雪捨て場があるな

博士
博士

もっとも、

そこまで雪を持っていくことなどまず出来ないが

 雪を捨てる場所というのは、色々候補があるように思われるかもしれませんが、実際は自分の敷地内や自治体指定の雪捨て場のみ。

 つまり、基本は玄関の前や車の移動の妨げになる場所から、日当たりの良い敷地内のどこかに集めることになります。

 もう一つの選択肢としては排雪業者に依頼するという手もありますが、あまりコスパの良い方法ではありません。

 もし捨てる場所に迷ったのでしたら、自治体に確認するのが最も確実な方法です。

 ですが、毎年のごとく積雪する地域では、いわゆる「ご当地ルール」とでも申しましょうか、住民の方々の知恵と工夫、自治体の理解により、自分の敷地以外の雪捨て場が準備されていることもありますので、積雪地域に初めて住まわれる方については、事前にご近所の方々に伺ってみてはいかがでしょうか。

雪かきのマナー

ラン
ラン

おりゃおりゃおりゃ

博士
博士

ふぅ、なんとか

玄関からの出入りに問題が無い程度には雪をどかせたな

ラン
ラン

とりあえず、日当たりの良いところに

ひたすら積み上げたっす

博士
博士

よ〜し、お疲れさん。

家に入って、何か温かいものでも作ってくれ

ラン
ラン

は?博士

何言ってるっすか?

博士
博士

え?

ラン
ラン

周りをよく見るっす。

まだ終わってない家がいっぱいあるっすよ

博士
博士

・・・確かに

うちはお前がいるから早く済んだのか

ラン
ラン

自分のとこが終わったら

ご近所さんを手伝うっす

ラン
ラン

あ、おばちゃん

そこはアタシがやるっすよ!

博士
博士

・・・

博士
博士

反省反省

私も手伝うか

 雪かきは大変な重労働です。

 特に高齢者の方にとっては、時にその身に危険が及ぶことも十分あり得ます。

 ご自分の敷地が終わって、もし余裕がおありでしたらご近所の方のお手伝いをなさってみてはいかがでしょうか?

 きっと喜んでくださると思いますよ。

雪かきのコツ

雪かきに適した時間帯やタイミング

 雪かきは気温が上がってくる前に始めるのがおすすめです。

 なぜなら気温が上がると雪が溶け始めて、大変重くなってしまうからです。

 ですので時間帯としては、午前中の8時くらいまでに始めるか、夕方からがちょうど良いと思います。

 また作業量を減らすためにも、雪が積もりきる前に細めに雪かきをすることも大切です。 

 積もりきる前ですと、ほうきなどで掃うだけで済ませらることもあります。

 雪かきは重労働ですし、意外かも知れませんが汗をかくことがあります。

 ですので作業時間は1時間以内にしておいた方が良いでしょう。

雪は小分けにして運ぶ

 雪かきの手順としては、まず積もった雪をスコップなどで小分けにしていきます。

 そして小分けにした雪をすくい、敷地内で日当たりの良い場所に集めていきます。

 基本的にはこのような流れなのですが、体力に自信のある方やベテランの方なんかが、下記に掲載している道具を使って凄まじい量の雪を運んでいることがあると思います。

 それはそれで熟練した技術の賜物ですので、初心者の方は無理をせず、確実に雪をどかしていきましょう。

雪かき道具を選ぶ

 雪かきには道具が必要です。

 どんな道具があるのか、いくつかご紹介します。

除雪ほうき 硬いブラシの除雪専用ほうきとても軽い
雪はね・雪ベラプラスチック製のシャベルとても軽い
スノースコップ先が平たいタイプと尖っているタイプがある軽いものから重いものまで
ラッセルシャベルのような形で押して除雪するプラスチック製で軽いものが多い
スノーダンプ雪を積載して運ぶ。やや体力が必要軽いものから重いものまで

 上記は、積雪地域であればホームセンターで手に入ります。

 簡単な物であればコンビニでも手に入ります。

 それぞれに長短はありますが、店頭で一度手にとってみて、積雪量、ご自身の体力に合った道具を選んでみてください。

 初心者の方でしたら、店員さんに質問すればおそらく丁寧に回答してくれると思いますよ(あちらも雪国の人でしょうから)。

絶対に無理をしない

 何度も申しますが、雪かきは重労働です。

 また当然ながら、雪が積もっているわけですから寒い環境で行う作業です。

 体への負担は大きく、慣れない方は無理をしてお身体を痛めることがあるかも知れません。

 そうならないために雪かきをする際は何度か小休止を挟み、余裕を持って少しずつやっていきましょう。

 特に、危険な箇所の雪かき(屋根の上や側溝付近など)については、少しでも不安があるのでしたら絶対に自分ですることなく、慣れた方や業者に依頼しましょう。

 雪かきによる悲しい事故というのはいくつも起こっています。

 ご自愛しながら雪かきしていきましょう。

ラン
ラン

いや〜、ようやく全部終わったっすね

博士
博士

ぜぇ、ぜぇ

はぁ、はぁ

ラン
ラン

あれ博士、バテたんすか?

博士
博士

ひ、久しぶりに

こんなに肉体を酷使したから、な

ラン
ラン

だらしないっすね。

アタシなんかまだまだ余裕っすよ?

博士
博士

そりゃ・・・お前は、な

ラン
ラン

それより見てくださいっす

お手伝いしたから、お礼にミカンもらったっす

博士
博士

おぉ〜

さっそくコタツに入っていただくとしよう

ラン
ラン

せっかくなんで凍らせて

冷凍ミカンでいただくっす

博士
博士

私がさっきから

寒がっているの気づいてる?

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