土用の丑の日とは?由来とウナギの関係

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ラン
ラン

ねぇ博士〜

さっきスーパー行ってきたんすけど

ラン
ラン

なんかやたらとウナギが売ってたんすけど、

もしかして大量発生でもしてるんすか?

博士
博士

あぁ、もうすぐ土用の丑の日だからな。

この時期はウナギがよく売れるんだ。

ラン
ラン

土曜の牛の日?

何言ってんすか、博士?

博士
博士

土用の丑の日な。

土用は季節の変わり目にある期間のことだ。

ラン
ラン

はぁ、それがウナギとどう関係あるんすか?

博士
博士

ふむ、それはな

 皆さん、ウナギは好きですか?

 私は好きです。

 人によっては苦手という方もおられるかも知れませんね。

 そんなウナギですが、毎年夏の時期になると『土用の丑の日』に合わせてお店でたくさん陳列されていますよね。

 今回は、その『土用の丑の日』についてお話ししたいと思います。

そもそも土用の丑の日とは?

 『土用』とは、季節の変わり目の立春、立夏、立秋、立冬の直前18日間のことです。

 そして『丑の日』とは、日付を十二支で数えた時の丑にあたる日のことです。

 十二支で数えるので、12周期で訪れる日のことですね。

 お気づきになったと思いますが、『土用の丑の日』とは夏の終わり頃にしかない訳ではなく、毎年、各季節ごとに1〜2日ほどあります。

 ほとんどの方は『土用の丑の日』は夏の終わり頃、色々なお店がウナギを勧め始める時期にしかないと思っているのではないでしょうか?

 ではなぜそのようなイメージがついたのでしょうか?

ウナギ屋さんの広告戦略成功

 まず前提として、ウナギは秋から冬にかけてが油がのった美味しい時期です。

 つまり私たちの知っている『土用の丑の日』はウナギの旬ではありません。

 ではなぜここまで認知されることになっているのでしょう。

 諸説ありますが、有力な説は江戸時代の発明家、平賀源内によるものと言われています。

 昔々の江戸時代、夏は旬ではないウナギの売れ行きがあまり良くありませんでした。

 そこであるウナギ屋さんが平賀源内に相談したところ、『丑の日』は『う』のつく食べ物を食べると縁起が良いという風習にちなんで、『土用の丑の日』はウナギの日にしてはどうかと言われ、そう宣伝したところこれが大成功。今日にまで至るというわけです。

ラン
ラン

へぇ〜、うまくやったっすね

ウナギ屋さんと平賀さん

博士
博士

似たような成功例だと

ヴァレンタインのチョコなんかがそうだな

実際、ウナギは優れた食べ物

 『土用の丑の日』は季節の変わり目であり、夏の暑さで体が弱りがちになる時期です。

 その為、夏に弱った体を回復させるために適した食べ物を摂る必要があります。

 ウナギには、疲労回復に良いとされるビタミンB1が豊富に含まれています。

 また古来より精力のつく食べ物として認知されているため、世間様に受け入れられていったと思われます。

 近年では養殖も盛んになり、いつでも油ののったウナギを食べられるようになったのも現代まで続いている理由の一つでしょう。

ウナギ以外の食べ物

 『土用の丑の日』といえばウナギですが、実際はウナギ以外の食べ物でも全然問題ありません。

 そもそも『う』のつく食べ物は縁起が良いという風習から始まっているお話しですから。

 夏の終わり頃に食べるものとして適しているのは、うどん、梅干し、瓜に牛肉、馬肉が挙げられます。

 これらも疲労回復に効果があったり、消化が良い食べ物とされています。

 最近では夏の疲労回復に適した様々なレシピもありますので、色々調べてみるのも楽しいのではないでしょうか。

博士
博士

ウナギの話をしていたら食べたくなってきたな。

一つ買ってきてくれないか。

ラン
ラン

え、嫌っすよ。

さっきスーパーから帰ってきたばかりなんすから

博士
博士

・・・そうか。

じゃあ、明日買ってきてくれ。

博士
博士

ちなみに今夜の夕飯は?

ラン
ラン

今日はうどんっす!

博士
博士

あ、それでもいいや

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