マグロは泳ぎ続けないと死ぬ?いつ眠ってるの?

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ラン
ラン

博士、大間のマグロは

泳ぎ続けないと死ぬって本当っすか?

博士
博士

いや、別に大間のマグロに限った

話ではないが

博士
博士

正確には違うが、その通りだ

ラン
ラン

正確には違うっすか?

博士
博士

正確には、泳ぎ続けないと

酸素を取り組むことができない、だ

ラン
ラン

そんなの、死んじゃうのと

一緒じゃないっすか?

博士
博士

だが、要因を知ることは大切だろう?

ラン
ラン

もう、そういうとこっすよ

博士
博士

え、何が?

 皆さんはマグロと聞くとどんな姿をイメージするでしょうか?

 おそらくほとんどの方が生きて泳いでいる姿ではなく、上の写真のような姿を想像するのではないでしょうか?

 かく言う私もそのひとりです。

 美味しいですよね、マグロ。

 今回は、私たちにその美味しさを恵んでくれるマグロについてお話しします。

マグロが泳ぎ続けるのは呼吸のため

 マグロは泳ぎ続けないと死んでしまうと言う話を聞いたことはありませんか?

 魚というのはその多くが、えらを動かすことでそこに水を通して酸素を得ています。

 ですが、マグロにはその鰓を動かすための筋肉がありません。

 マグロは口を開けたまま泳ぎ、口から鰓に水を通すことで酸素を吸収しています。

 このような呼吸方法を『ラムジュート換水法』と言います。

 マグロはこのラムジュート換水法で呼吸をするため、泳ぎ続けなければならないのです。

呼吸だけでなく、沈まないために泳ぐ

 魚は水に沈まないために、体の中にそれぞれ浮袋を持っています。

 マグロにもこの浮袋は備わっているのですが、残念ながら未発達です。

 その上マグロの体は密度が高く、海水に比べて比重が大きいため、泳ぎ続けないとどんどん沈んでいくのです。

 もっとも、もし泳ぎをやめたとしても、沈むより先に酸欠で命を失うことになると思いますので、マグロが自分の体が沈んでいくようになっていると自覚しているかはわかりません。

泳ぎ続けるマグロは疲れないの?

 人間は走りづづけると、体の中の酸素が欠乏していきます。

 これが人間が走り続けた時の息切れの理由なのですが、マグロの体には酸素を運ぶためのヘモグロビンと、酸素を貯蔵するミオグロビンが大量に存在します。

 これにより、マグロは泳ぎ続けても体の中の酸素が欠乏しないため、泳ぎ続けることが出来るのです。

 ちなみに、マグロの身が赤いのはこのヘモグロビンとミオグロビンが大量に含まれているためです。

ラン
ラン

博士もマグロを見習って

走り続けたらどうっすか?

博士
博士

人間は走り続けると

死んでしまうのだ

マグロはいつ眠っている?

 結論から申し上げて、マグロは眠りません。

 もし眠ってしまって動きが止まったら、待っているのは酸欠と海の底だからです。

 マグロは泳ぎ続けても疲れない体だけでなく、泳ぎに特化したボディライン、そしてとても小さな脳を持っています。

 この小さな脳であるがために、マグロは眠らなくても泳ぎ続けられると考えられています。

 どれくらい小さいかと申しますと、体長1.5mに対しワインのコルク栓ほどの大きさです。

 人間は大きな脳を持っているが故に深い睡眠を必要としていますが、マグロはその逆なのです。

マグロ以外のラムジュート換水法を行っている魚

 マグロ以外にもラムジュート換水法、つまり泳ぎ続ける魚はいます。

 有名なところですと、カツオ、イワシ、サンマなどの回遊性の魚です。

 これらの魚もマグロと同じく、静止しての呼吸ができないため、泳ぎ続ける必要があります。

ラン
ラン

博士は、これが無くなったら

死んでしまうってことあるんすか?

博士
博士

ジャンクフードと

インターネット

ラン
ラン

・・・・・・

博士
博士

何か言って

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