ゴシゴシゴシ
ずいぶん熱心に掃除してくれているな
もう年末っすからね。
いわゆる大掃除っす
うむ、助かる。
その調子で頼む
ところで博士
ん、なんだ?
なんで年末は大掃除するんすか?
あぁ、それはな
皆さんは、年末の大掃除をしているでしょうか?
忙しい時期ですし寒い季節でもあるため、億劫に思ってらっしゃる方もいるのではないでしょうか?
私も正直、手を抜いてしまいがちになってしまいます。
ですが年末は大掃除をするものと考え、なんとか頑張ろうと思います。
人によってはご自宅だけでなく、職場の大掃除もやってらっしゃる方がいると思います。
確かに年の終わりに大掃除をして、さっぱりとした気持ちで新年を迎えたいものですよね。
ですがどうして年末に大掃除をするのか、その由来をご存知でしょうか?
年末に大掃除をする由来
大掃除をする由来は、『煤払い』にあります。
現代ではあまりお見かけしませんが、昔の家屋にはかまどや囲炉裏があり、そこから出た煤が家の中に溜まるため、それを払っていたのが大掃除の始まりと言われています。
現代ではかまどや囲炉裏を使っている家庭は少なく、エアコンや炊飯器などの家電製品のおかげで、家屋内に煤が溜まることはまずありません。
ですが煤は溜まりませんが、それでも埃や油汚れは溜まりますので、現代では煤払いという言葉ではなく、大掃除と呼ぶようになったそうです。
神事としての大掃除
12月中旬になると、神社の煤払いが行われているのをお見かけする機会があるかも知れません。
あるいはニュースなどで取り上げられているのを見ることがあるかも知れません。
煤払いの「払う」とは「祓う」ことに繋がり、清めるという意味を持ちます。
年末に煤払い、つまり大掃除をすることは家の中を清め、年神様をお迎えする為の準備でもあるのです。
年神様とは、元旦に家々に訪れ、新年の幸せをもたらして下さる神様です。
そんなありがたい神様をお迎えするためにも、家の中は頑張ってキレイにしたいものですね。
大掃除を始める時期
大掃除を始めるには、12月13日から始めるのが良いとされています。
もちろん、その日中に終われせなければいけない訳ではありません。
その日から少しずつ始めて、28日までに終わるのが良いそうです。
神社仏閣でも、13日に煤払いを始める所は多いです。
これは、旧暦の12月13日が『鬼宿日』であったことが由来とされています。
鬼宿日とは毎月ある吉日のことで、「鬼が宿にいる日」とされていて、物事の邪魔をする鬼が出てこない日と言われています。
大掃除を始めるのに、とても縁起の良い日ですね。
ちなみに、2023年12月の鬼宿日は8日です。
神様をお迎えするためだけでなく、新しいことを始めるきっかけの日としてはいかがでしょうか?
大掃除をしない方がいい日
始めるのが良いとされている日もあれば、良くないとされている日もあります。
それは、12月29日、31日、1月1日です。
理由はそれぞれありまして、29日は「二重の苦」と連想されることから避けるべきと考えられています。
31日は、大掃除は神様をお迎えするために行っている考えから、「急遽準備した」「葬式における一夜飾り」と捉えられ、神様に対して誠意の欠ける失礼な事とされている為です。
1日は、年神様の運んでくださった福まで祓ってしまうため、と考えられるからです。
せっかくキレイさっぱりと掃除して、気持ちよく新年を迎えようとしているのですから、こういった日を避けて、心地よく過ごしたいものですね。
ちなみに私見なのですが、この時期が良くないとされているのは、「その日までにはさすがに大掃除をすませなさいよ」という、昔の人なりの戒めだったのではないでしょうか。
私も計画的に大掃除していこうと思います。
大掃除は計画的に
大掃除は、新年を迎えるための大切な準備です。
普段は手をつけないような細かいところまでキレイにしていきたいものです。
ですが、1日で全てを終わらせようとするのはなかなか大変です。
もちろんお忙しい方々の中には、1日で終わらせなければならない方もいると思います。
その負担を少しでも減らすために、日頃のお掃除の中で「今日はここをやろう」という項目を一つ増やしてみてはいかがでしょうか?
そうすることで、汚れたところを一気にやらなければならないという負担はずいぶんと軽減されると思います。
かくいう私は、なかなか面倒に感じてしまい、そう上手く進めらないのですが。
ですが、何か始めようとするきっかけを自分なりに作って、ちょっとでも計画的にやっていけたらなと思っていますので、大掃除を面倒に感じてらっしゃる方も、何かきっかけを見つけてみてはいかがでしょうか?
なるほど、神様が来てくれるんっすね
もちろんそれだけでなく、
日頃溜まった汚れなどを落とし
健康的な生活を送るためにも必要な事だな
よし、そうと分かれば
気合い入れて頑張るっす
まずは、いつも散らかっている
博士の部屋からやっていくっす
あ、そこは自分でやります
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